2011年11月2日水曜日

がん粒子線治療のノウハウを紹介

がん粒子線治療促進へ 兵庫県の三セク発足 

がんの粒子線治療施設の開設・運営をサポートする県の第三セクター「株式会社ひょうご粒子線メディカルサポート」の設立式が1日、たつの市新宮町光都の県立粒子線医療センターであった。

 同日付で社長に就任した山本亮三・県病院事業副管理者は「これまでの10年間で蓄積した粒子線治療のノウハウを国内外に紹介し、がんと闘う人たちを支援したい」と話した。

 同社は県と装置メーカーの三菱電機などが出資するコンサルタント会社。粒子線治療で国内有数の実績を持つ同センターから派遣された社員が、新たに粒子線治療を始める施設で、施設の設計や治療方法について助言する。対象は三菱電機の装置を導入する施設に限られる。

 社長など役員7人の大半は県職員などとの兼務。社員は5人で、県と三菱電機から派遣する。本年度中は準備期間として顧客にサービス内容の説明などを行い、来年度から本格的に業務を始めるという。

2011年11月2日 神戸新聞

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